人の間 - 新奇録

昨日は高田馬場を歩いていると桜が咲いていた。

3.11を思い出す。当時、俺はANTIKNOCKに居た頃、ちょうど入り時間のタイミングでソレは起きた。

地下なのに今まで体感したことない揺れ、金庫を持って外に飛び出ると、明治通りのビル群がまるではんぺんやコンニャクでできた素材かのように大きくしなっていた。

縁起でもないけど、ディザスター・パニック映画の中に突然ブチ込まれた気分だった。

自粛ムード、というシチュエーションも初めて体験した。ここ2,3年の出来事のソレと何が違うのだろうか？

俺は友達を頼った。音楽に縋った。外界で起こっていることと、自分の内面の折り合いがつかなかった。

話は昨日に戻る。

おおよそ、3年振りに会う友人が9sariに来てくれた。煙草を吸いながら「まるで戦争から帰って来て再会したかのようだね。」と笑い合った。

何か具体的な話をするワケでもなく、一緒にいるだけで心は安らぐ。人間ってのは、まさに人の間に生きている。ふさぎ込んでもいい事なんてない。特に表現者同士は、風潮や空気に敏感だから、こんな俺で良ければいつでも頼って欲しい。

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仲間内の話で申し訳ないが、リリースやツアーも再開される。

kokeshiのMV

LANPAZIEのワンマン

海斗くんのビート

他にも海外へ旅立つ音楽家が周りにいる。

素敵なことだ。俺も、彼らとリンクしているから、音源でアンサーを返したい。なるべくポジティブな楽曲で、世の中に貢献したい。