半年に一度、我が家で話し込むマイメンであり、俺の知る限り最も歌の上手い友達
"K.Sonoki"(ex.GLAM SLUM)
https://x.com/k_on_the_shore?s=21&t=fE9FFyc1k4lFpTI_Oz9_LA
https://www.instagram.com/k_on_the_shore?igsh=MTZ5Z29zZ3BnZHRwYg==
からお題を頂きました。
「すーーごい考え込んでました。笑
でもやっぱり、こないだもお会いした時に話してましたが今、ミュージシャンとして誰のために、どこへ向けて音楽をプレイし、創作していくのか?
現在地の話が聞いてみたいなと思います。
例えば作曲のときなどは
身近で大事な人たちや仲間たちを想定して、その人へ向けて書いたりする、と言われてましたし、
いまはローカルの、地元のヒーローみたいなのがかっこいいと思ってる、みたいな話もありましたがあの辺りの話がめっちゃいい話だったので、混沌としててみんなブレやすくなってる今だからこそ、
この辺についての印藤さんの今のスタンスとかは聞いてみたいだろうなぁと思いまして。」
はっきり言って素面で答える内容じゃないけど、頑張って正直に書いてみました。
以下、興味のある方だけどうぞ。
・誰のために
これは確実に俺のために、としか言えない。
ただ、題材は身内や取り巻く環境を歌うので、まぁ、結果的にそれで救われる人がいるならいいんじゃない。
・どこへ向けて
問一と重複するが、強いて言えばまだ会ったことのない人間に向けて磁力みたいなモノ(力)が発生していると思う。それが、音楽の正体であり俺にとっては祈りに近い行為そのもの。
・現在地の話
ありがたいことに俺のバンドはたくさんの人たちがライブに集まる。俺はチケット代=生演奏を観る権利、だと思っていなくて、その世界観へ没入する為の入場券だと思っている。だから新宿ANTIKNOCKや大塚MEETSが好き。雑居ビルの地下で蠢く反乱分子、みたいな。そのシチュエーションそのものへの対価、文化や設備の維持費がチケット代だと思っている。族(賊)の集会。誰が主人公でも良い。色んな角度からの目線で。
・ローカルの、地元のヒーローみたいなのがかっこいいと思ってる
これは9sari groupの影響もある。俺自身、小さな頃から秘密基地を作るのが好きで、宗田理の『ぼくらシリーズ』が原体験にもなっている気がする。ポンコツ、ガリ勉、オタク、気取ったイケすかない奴…含めて総力戦(あるいは人海戦術)で不条理(非合理)に立ち向かうのが好きだ。
お陰様で俺の人生そのものが、そういう人たちとの出会いでギリギリ生活が賄えている。
・混沌としててみんなブレやすくなってる今だからこそ
正直、周りを気にしなくなった。先述した通り、俺の(俺たちの)音楽は"強力な磁場"で成り立っていると思う。それがコアであり、まるでドミノ倒しのように核から放射線状のように広がり続ける文化が理想。
だからマス的なピラミッド式(型)のやり方を知らない。俺は誰かの上に立つことよりも、その道(方法)を選んだってだけ。
強いて言うなら、どちらにせよ、中途半端は良くない。昔はもうちょっと(マスとコアの)関係性はグラデーションであるべきだと思ってたけど、良くも悪くもこういう時代なんで。
コロナを経て、仲間たちと話しながらそう思った。表現者に限らず生き方そのものがルーツ。
今年もお世話になりました。
先月のブログでは、マシリトの予定は特にないって書いてしまったけど、実は次のボムが控えている。
とにかく、楽曲で納得して貰うしかない。それはいつのリリースになるかわからないが、先ずは自分自身が、俺たちが満足するところまで突き詰めたい。
来年もよろしく!
終わりなき旅路に合流してくれた皆さん
健闘を祈る。また無事に会えますように