今宵の満月は"ワームムーン"と呼ぶらしい。
理由は春が近づき、虫たち(ワーム)が土の中から顔を出すから、という由来や
3月が一年の終わりという考え方から
''DEATH MOON"と呼ぶところもあるそうな。
今月も色々あったので振り返ってみるとする。
10月まで住んでいた吉祥寺に、約半年ぶりに帰った。"帰った"という言い方をするのは、まだあの街が自分にとって住み心地の良かった、未練のような感覚 / 歳月も含まれているから、かもしれない。
公園に生い茂る草木の匂いや深夜の静けさは、それでも十分懐かしいモノだった。なぜ、ここを離れて表現 / 生活したかったことがあるのか?は毎日、自分に問い正して現在を邁進するほかない。
時間は前後するけど先月、新居に小手の石川と
ex.SIDEKICK9(atamaz,TOYBEATS)のダンクが遊びに来てくれた。散々、酔っ払って帰った挙句、Twitterでは"印藤の新居は誘拐犯のアジト"と書かれていた。(物 / 生活感がなさすぎるらしい)
またそのうち悪巧み、しようぜ。
小説は相変わらず伊坂幸太郎を読んでいて、ひょっとしたらこんなブログにも文体とか影響出ちゃってるんじゃないのか?と、少し心配になる。
レーベル社長にお呼ばれして久しぶりにANTIKNOCKへアルカラを観に行った。俺らなんかよりもメジャーな彼らだが、vo.太祐くん曰く
"去年はコロナの影響でカッコいいバンドに全く出会えなかった"と言っていた。
音楽一本で食べてる彼が、自分や身内の心配よりも彼自身が愛するロックシーンの中で"まだまだオモロいやつ、おるやろ!"的なスタンスを崩さない、そんな片鱗を見たような気がして低頭した。
ウチの新譜『大東京音像(DIE TOKYO ZONE)』でヴァイオリンを弾いてくれてるので、良かったら是非。
http://antiknock.official.ec/items/35947510
9SARI CAFE & BARでは、お預かり猫だったモニュちゃんとの別れ(フィリピンに行く)があった。
飼い主の雄一くんのインスタを貼りつけておくので、良かったら応援してあげて下さい。
https://instagram.com/m.z.tokyo?igshid=15e6530lvxsoh
また、お店には草下シンヤさんのおかげでイラストレーターのusagiくんや、キメねこさんが邂逅する日があった。俺はその日、友達とイチ客としていたんだけど、Z李氏も含めて"顔出しNG"(?)な人々が入れ替わり立ち替わり来店していたのは実に刺激を貰った。
メディアの方々にもたくさん取材していただいて、益々気が引き締まる思いです。良かったら下記リンク、チェックしてみて下さい。
https://www.timeout.jp/tokyo/ja/things-to-do/publiccat43
マシリトのこと。俺はお嬢にベースを借りて新曲3曲のコード進行を確認したのちに、約1年ぶりにドラムの石川大輔とスタジオに入った。先月プリプロをしたお陰で、曲構成やサイズ感は殆ど決まっていたものの、やはり生ドラムと実際に合わせて演奏してみると欲が出る。アイデアが次から次へと。
まだまだ細部にこだわって編曲を続けたい。
それから、歌詞。というよりは詩、の完成度 / 表現力を高めたくて以前から本を読んだり、映画を観たりしてるのだが、改めて今、自分が描いたモノを確かめてみると(新曲のムード自体にもその傾向が漂っているが)原点回帰というか、ここ数枚の散文的スタイルではなく、ストーリーを写実するような手法に近づいて行ってるように感じた。
不思議なモノで、先述した"曲構成やサイズ"のみならず、詩の言い回し方一つでアレンジやハーモニーがガラッと変わるのが面白い。
とまぁ、言いたいことはたくさんあるのだが、まだオフィシャルで話せる段階でもないのでこの辺で。
お知らせ、といえば『Bollocks』最新号に
"ピー音"だらけのインタビューして頂きましたので、(インタビュアーは新譜のライナーでもお世話になった中込智子氏)良かったらコチラもチェック宜しくお願いします。
https://twitter.com/bollocks_mag/status/1372883857159057415?s=21
世間は桜模様。高田馬場から神田川沿い、戸山公園など近所の名所を挙げればキリがない。深夜徘徊するにはベストな気候。俺の気まぐれに付き合ってくれる友人に感謝を捧げつつ、心機一転、4月も初心を忘れず、与えられた環境に全力を尽くしたい。