逆説的運命論者④

一応、補足。あまりにも"俺視点"過ぎるので、史実を書き残せるワケじゃない、かといって思い出に浸るつもりは毛頭ない。ある種のリハビリ・セラピー的な行為として、俺自身の為に書いている側面が大きい。9/23のイベント開催にあたるまで自分の気持ちを整理したいんだ。何故なら、約20年ぶりに3バンドが一緒のステージに立つワケだからね。新宿で。

 


小手の歴史は、俺が代弁するまでもないのだが、最近になってボーカルの石川はマシリトのディスコグラフィーをこう振り返った。前回記した2nd albumまでのファン層と、3rd album(2007年発売)以降のリスナーは明らかにタイプが違う、と。確かに、ダークな路線に舵を切った自覚はある。

 


それは俺の視点から小手を見ていても似たような感触を持っていて、SMKが終わってからアイツらの表現は、よりシリアスに、より恨みの深いモノになったと思う。

 


《あの時、語り合った夢や希望をオマエはなかったことのように生きている》《その続きの話だ》

 


ステージから発射される演奏と言葉に、何度打ちのめされたか、わからない。

 


当時、俺は小手の音源『葛藤、極まる』(2009年発売)を本人から頂戴したが、未だに封を開けられずにいる。更に余談だが、遠距離恋愛をしていた彼女の家にそのCDが並んでた時は驚いた。ある意味、運命からは逃れられない。

 


SMK以前と、SMK以降で俺たちは変わったんだ。

 


そして、マシリトは2009年からライブ活動を休止した。10年間よく頑張ったと思う。しかし、俺たちが2017年に活動再開するまでの間、小手はずっと続けていた。続けていてくれた。

 


DUNKもTOfUTEN,TOYBEATS等、様々な新バンドに挑戦し、アップデートを繰り返していた。何よりもアイツが音楽家として独立・成功をおさめたことが心の底から嬉しかった。誇らしかった。

 


ご存知の通り、人気YouTuberのドラマ主題歌や民放で流れる音楽を作曲している。詳しくは(https://dunk24.com/)をチェック。

 


9/23は、DUNKによる新プロジェクト"SIMIFUNK"のデビュー戦でもある。次回はそれまでの経緯、ここ1-2年の出来事について語る。

 

コロナ禍の裏側で"俺たち"が話し合ったこと。

 

 

https://www.antiknock.net/schedule/20220923night/

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