逆説的運命論者④

一応、補足。あまりにも"俺視点"過ぎるので、史実を書き残せるワケじゃない、かといって思い出に浸るつもりは毛頭ない。ある種のリハビリ・セラピー的な行為として、俺自身の為に書いている側面が大きい。9/23のイベント開催にあたるまで自分の気持ちを整理…

逆説的運命論者③

悲しい、痛々しい思い出を書く前に"俺たち"とは一体、なんだったんだろうか。あのエネルギーはどこからやってきてどこへ行くのか。まだそれは続いているし、やめられない=やめさせてもらえない。つまり天命のようなモノを感じる瞬間が多々ある。 それは恋愛…

逆説的運命論者②

何も昔話がしたいわけじゃない。しかしながら、遠回りになったとしても9/23の企画の全容を伝える(あくまで小手主催ではあるが)為には、やはり遠回りに生きてきた男たちの背景を自分自身、改めて知る必要がある。 前回の続き、俺たちは新宿ANTIKNOCKをはじめ…

逆説的運命論者①

何年振りだろう。この感覚、小学生の時に図書館裏にある通称"タコ公園"で行われた縁日の一角で、フリーマーケットを出店した時のような眩しい記憶が蘇る。 自分が生きてきた中で"盟友""親友"と呼べる人間が、たまたまバンドをやっていたような、そんな逆説的…

生命たちの容れ物

「あなた、昔から夏が苦手だったわよ」母親はさもありなん、という顔で俺にこう言った。自分のことって意外と自分じゃわからない。得体の知れぬ不快感と"死の匂い"がするから夏は苦手だ。決して嫌いなわけではない、ただ炎天下のアスファルトに立ち尽くすと…