12月

20クソ年(ニセンクソドシ)と呼んでも差し支えないだろう、そんな今年最後の更新。

 


今宵の満月はコールドムーンと世間ではそう呼ぶらしい。確かに、裏の公園をジョギング中、黄色く輝く空の穴に吸い込まれそうになった。

 


クソ年とは言っても、副産物は大きかった。自分の心に育ったモノも、収穫を得たモノも。

 


同時に、二極化やら風の時代やら、陰謀論ないしスピリチュアルが騒がれたけど、確かに何かしら夢を見て東京で暮らしている人間の多くが挫折したり、都を離れていった。

 


心だけでなく、肉体としてカウントしても現世では会えなくなってしまった友達、著名人なんかもチラホラいたりして、なんとも無常な世界だ。

 


俺は、躍起になってアルバムを作った。

 


春先の緊急事態宣言中、初夏の自粛ムード漂う中、完全に引きこもり状態で作り上げた。

 


今だから話してしまうけど、当然メンバーやチームは"何もこんな時期に…"と思ったかもしれない。それは自分の故郷である"ANTIKNOCKへのドネーションで還元する"という大義名分で皆には頷いて貰った。

 


お陰様で、先月のアナウンスから徐々に予約が入り始めている。初回限定盤はドネーションとして売り切りスタイルになってしまうので、別に俺のことが好きじゃないやつでも、昔何かしらANTIKNOCKに縁があった人はチェックして欲しい。

 

https://antiknock.official.ec/items/35947510

 


特別仕様として、ライターの中込智子さんに8,000文字近いインタビューとレビューをしていただいた。これは自分の半生(反省)とも言える20代初期、バンド結成〜休止、8年のブランクに何があったか、そして再始動後から今現在の心境を含めて、ライナーノーツとして封入されている。

 


読み物としても面白いので是非。

 

 

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12月は余裕がなかった。俺らしくなかった。

 


"俺らしさ"、なんて怪しいもんで知ったこっちゃないけれど、後輩や友人が気づかせてくれなきゃ危ないところだった。詳細は省くけど、大切な人やモノを守れないのであれば本末転倒だ。

 


そもそも、"ギターしか取り柄のない男"があれこれ首を突っ込んだところでキャパオーバーになるのは相場が決まってる。

 


自業自得。気づかせてくれてありがとう。

 


そんなわけで、今月は写真もほとんど撮ってなかったから偶然MEETSで開催されたパジャマパーティーの様子を最後に上げておきます。

 


ADHDの疑いが濃厚な三人組

 

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来年もよろしくお願いします。