昔、中2の頃、親父に連れて行って貰った佐渡島
海辺にテントを張り、水平線に落ちる夕日を眺めながら、口にした、サバの缶詰が、とても美味しかったことを思い出します。
シチュエーション効果で、そう感じたことは、もちろんなんですけど、親父が
「お前が、いつか、大人になって、一人暮らしを初めたとき、毎日、サバの缶詰だったら、きっとうんざりするんだぜ(笑)」
と言われたことを何故だか、ずっと覚えていて、だけど、内心
「そんなことないよ」
と、今でも、たまに、サバの缶詰を食べるときに、思い出したりするのです。
時代は、すごいスピードで移り変わり、いよいよ、
「僕も(私も)好き」
から、
「僕は(私は)好き」
を多種多様、選べるようになりました。
選んで貰った以上は、濃いものを提供できるように、心掛けていきたい。
逆に、自分が選んだものが、必ずしも、大衆的なモノではなくとも、そこに求める”濃さ”の部分に価値があるので、最早
「πの大きさ」
ではなく、
「πの濃さ」
に用事があるのだ、と痛感させられます。
フレンチのフルコースが良い、という人がいれば、サバの缶詰を好む人もいるでしょう。
自分は、あの日の夕焼けにはなれないけれど、シチュエーション込みで、そういった、誰かのスペシャルになりたいと、願っています。
5.13@吉祥寺WARPのステッカーが届きました。
・鎖カフェ
・ヒルバレースタジオ
・吉祥寺WARP
等に置いてあります。
または、自分に直接会える方は、早い者勝ちでプレゼントしますので、宜しくお願いします。
(トップの写真は、5.13共演のAYNIW TEPO美里ちゃんが、十三FANDANGOで、撮影してくれたものです。ありがとうございます。)