印藤勢の新奇録

少数精鋭のロマンス

なりたい大人

18,19歳の頃、同じ学校の後輩、エビタイガーba.voワイタクが連れて行ってくれたセッションバーが練馬駅にありました。


そこで出会った通称”スーさん”という、おじさんギタリストが本当に素晴らしいプレイヤーで、家も近所だったことから、仲良くして貰いました。

スーさんは、バーではブルースのセッションばかりしていたけれど、本当はハードロックやプログレなんかも詳しくて、当時、HM/HRに夢中だった僕からすれば、生き字引みたいな存在でした。

今で言う”老害”みたいな言葉は一切使わず、例えば、「印ちゃん!俺にもスウィープピッキング教えてよ!」と無邪気に聞いてきたり、そこで会得した無駄にテクニカルな奏法を、次週、おじさんたちの3コードブルースセッションに合わせてスウィープし狂ってるスーさんの姿は忘れません。

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ある日、スーさん宅のひっそりとした部屋の隅っこに、このSGがポツンと置かれていたのを覚えています。惹かれるように、触った瞬間、(笑われるかもしれないけど)「俺を弾いてくれ!」と言われた気がして、手放したくないスーさんに頼み込んで、3万円で譲って貰いました。安ッ!

リペアマン高舘くん情報によると、恐らく1975年に作られたギターで、つまり、自分より年上…

改めて、大事に使わなくちゃいけないなぁ、と思います。

”なりたくない大人”ばかりに気を取られていたけれど、”なりたい大人”はすぐそばにありました。

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